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2005年 03月 13日
2005/3/13
逗子駅 → バスでハイランド・坂上 → 明王院 → はじめ弁天 → 伝大江広元の墓 → 胡桃山 → 瑞泉寺裏 → 理智光寺ヶ谷の住宅地 → 大塔宮(鎌倉宮)からバス → 鎌倉駅 ●天気:曇りのち雪 ●所要時間:約2時間 家を出たときは快晴だったのですが…、鎌倉逗子ハイランドの坂上でバスを降りたとたん雪が舞い始めました。明王院に着く頃はもう吹雪です。明王院は1235年(嘉禎元年)に創建された真言宗御室派のお寺で開山は鶴岡八幡宮別当定豪、開基は藤原頼経です。この寺は幕府の鬼門に当たり、創建当時五大明王像をはじめ北斗堂が建つなど密教色の強い祈願の寺だったそうです。拝観料は無料ですが、境内は撮影禁止となっているのが残念です。寺の門前を右へ迂回すると塔の峰への山道が始まります。細く急な山道を登ると小さな石の祠(ほこら)があります。この祠は明王院の鎮守「はじめ弁天」です。江戸時代の末頃、鎌倉観光に来た人々は金沢八景から朝比奈峠を越え、この弁天に詣でたそうです。鎌倉観光が終わって江ノ島参詣で終わりとしたことから江ノ島の「終い(しまい)弁天」に対して「はじめ弁天」の名が起こったとされています。しかし鎌倉城外郭をなす山の稜線にはほとんど道がありますが、平地の六浦道ではなくこのような細い山道が観光道路だったことに驚かされます。ほどなく道は二手に分かれますが100m程で合流します。左手の急坂を登ったところに元は七層か九層あったと考えられている185cmの石造五層の塔が建っており、鎌倉幕府の重鎮だった大江広元(嘉禄元年没)の墓と伝えられています。大江広元の墓は頼朝の墓近くにもあり、そちらの方が一般的のようですがそちらの五輪塔は比較的新しく正確なことは不明です。晴れていれば眺望が素晴らしい崖の上をしばらく進むと瑞泉寺に下りる道が現れます。途中、十二所神社方面、天園方面に下りる道がありますが、案内板があるので迷うことはないでしょう。瑞泉寺には下りず、直進して理智光寺ヶ谷の住宅地への道を下ります。すぐ近くに宮内庁管轄の陵、護良親王の御陵がありますが今回はそのまま大塔宮(鎌倉宮)へ出て、そこからバスで鎌倉駅に戻ります。 明王院:鎌倉市十二所 32 (拝観無料・境内撮影不可) 鎌倉駅東口より金沢八景・太刀洗行きバス、泉水橋下車徒歩4分 瑞泉寺:鎌倉市二階堂 710 (拝観料100円) 鎌倉駅東口より大塔宮行きバス、終点大塔の宮下車徒歩10分 ホームページ版 Walks in 鎌倉
by kamakura-walker
| 2005-03-13 21:20
| Walking Diary
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